チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第4節が現地時間5日に行われ、バイエルン・ミュンヘンはホームでローマと対戦。2-0で勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。
この日先制点を決めたMFフランク・リベリだが、ゴール後のパフォーマンスは亡き従兄弟にささげるものだった。6日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
38分に先制となるゴールを決めたリベリ。両手を上げ、空を指さすパフォーマンスを見せた。同紙によれば、リベリは先週の金曜日に従兄弟を亡くしており、従兄弟に向けたメッセージだったようだ。
試合後、同紙のインタビューでリベリは「彼のことを考えていた。彼を思いゴールパフォーマンスをしたんだ」と、明かしている。
このゴールでリベリは、CL通算16ゴールとなり、バイエルン会長のカール=ハインツ・ルンメニゲ氏に並んだ。さらに、前日のボルシア・ドルトムントを除いて、ドイツのクラブが一度も達成していない4連勝でのグループリーグ突破を果たすこととなった。
キャプテンのDFフィリップ・ラームは「フランクはどれだけバイエルンにとって重要な選手かを示してくれた」と称賛。悲しみを乗り越えて、大きな記録を成し遂げたリベリは、ベルリンでのCL制覇を目指す。
【了】
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