【写真:Getty Images】
クラブ史上初の優勝を成し遂げたレバークーゼン
ブンデスリーガ第29節、バイエル・レバークーゼン対ヴェルダー・ブレーメンの試合が現地時間の14日に行われた。試合はホームチームが5-0の大勝を収めて、レバークーゼンが悲願のリーグ初優勝を成し遂げている。『EUROSPORT』英語版は、クラブ史上初めてのリーグ優勝を成し遂げたチームの勝利の瞬間について報じている。
ブンデスリーガ、UEFAヨーロッパリーグ(EL)、DFBポカールを含めた全公式戦において、開幕以来42戦無敗を維持しているレバークーゼン。クラブ史上初となる優勝を目指して、前節ウニオン・ベルリン戦では1-0の接戦を制して、2位バイエルン・ミュンヘンとの差を「16」に広げており、勝利すれば優勝が決まる状況だった。
週明けのEL準々決勝2ndレグウェストハム戦を見越して、チームを率いるシャビ・アロンソ監督はフロリアン・ヴィルツやアレハンドロ・グリマルド、ジェレミー・フリンポンなどの主力をベンチスタートにして試合に臨んだ。
前半に先制点を挙げると、後半から投入されたヴィルツがハットトリックを決めて、見事レバークーゼンが5-0で圧勝し、ブンデスリーガのタイトルを獲得している。同メディアは「バイエルンの支配に終止符を打った」と述べた上で、レバークーゼンの初優勝について次のように語っていた。
「シーズンが始まった時、レバークーゼンがブンデスリーガのタイトルを獲得するチャンスに恵まれるとは誰も予想していなかった。初日から現在に至るまでいくつもの記録を破るチームであり、最近ではリーグ戦43試合連続無敗を達成した最初のチームとなった」
また、同メディアは「ドイツサッカーにとって素晴らしいことだ」と強調し、「バイエルンは11年間にわたって圧倒的な優位性を誇ったが、ヨーロッパの他のトップリーグと比較してリーグの地位を低下させた。来シーズン、バイエルンは立ち直り、レバークーゼンに勝つことを目指すチームとなるだろう」と、レバークーゼンの優勝によって、来季以降のリーグの競争が激しくなることを予測していた。