ファイナンシャル・フェア・プレーを推し進めるミシェル・プラティニ会長【写真:Getty Images】
UEFAのミシェル・プラティニ会長は今年の9月にファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)を違反するクラブのリストを公開した。その中にはイタリアのローマやインテル、イングランドのリバプール、そしてモナコといったクラブが含まれている。
そして、ついにローマとインテルがUEFAの”呼び出し”にあったようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
ローマ会長のジェームズ・パロッタは6日UEFAと会談を行なうためスイスに向け出発した。また明日7日にはインテルのエリック・トヒル会長がニヨンで会談する予定だ。クラブの赤字経営を禁止するFFPに抵触しているとみなされた2クラブ。ローマは約100万ユーロ(約1億4000万円)、インテルは180万ユーロ(2億6000万)の赤字に達していると報じられている。
警告を受けたクラブについては、状況が改善されない場合は6000万ユーロ(約86億円)の罰金が課せられる。また、チャンピオンズリーグ登録人数を25人から21人へと削減されることとなる。
今年の5月にはマンチェスター・シティとパリ・サンジェルマンを含む9クラブに上記の制裁が課せられた。プラティニ会長によるFFPは順調に適用されているようだ。
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