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こんなはずでは…。欧州で伸び悩んでいる日本人選手(3)元J最強のMFが…。2つのクラブで序列低下

シリーズ:欧州で伸び悩む日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

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欧州へ渡り、世界トップレベルに成長する日本人選手がいる。だが一方で、大きな期待をかけられながらも伸び悩んでしまった選手やキャリアが停滞してしまう選手もいる。今回は欧州でプレーしながらそのポテンシャルを伸ばしきれていない日本人選手を紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。


MF:三竿健斗(みさお・けんと)

OHルーヴェンの三竿健斗
【写真:Getty Images】

生年月日:1996年4月16日
所属クラブ:OHルーヴェン(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:13試合1得点1アシスト

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 かつて鹿島アントラーズでキャプテンを務め、日本代表としてもプレーした三竿健斗も欧州で伸び悩んでいる選手の1人だ。三竿は2023年1月に鹿島からポルトガルのサンタ・クララへ移籍し、かねてから目標としていた欧州への挑戦に踏み切った。

 しかし、サンタ・クララですぐさまスタメンに定着したものの、チームは9連敗を喫するなど絶不調に陥り、次第に三竿も序列を低下させていってしまう。最終的に最下位でフィニッシュしたチームは降格となり、三竿はベルギーのOHルーヴェンで再起を図ることとなった。

 だが、2023/24シーズンも苦境に立たされている。開幕から怪我で出遅れるも10月からは定位置を掴み、リーグ戦第12節アンデルレヒト戦では欧州での初ゴールをあげてこのまま上昇気流に乗ると思いきや、12月にアキレス腱の負傷に見舞われて欠場を強いられてしまった。

 2月に怪我から復帰するもすっかり序列を低下させてしまい、ベンチを温めることも多くなってしまっている。現在のルーヴェンの中盤の底はチームの絶対的存在シーベ・スフライフェルスとU-19オランダ代表の新星エゼシエル・バンズージによって構成されており、三竿は彼らの控えという位置付けになっている。Jリーグでは国内屈指のボランチとして鹿島にタイトルをもたらした三竿は、この苦境から脱することができるか。

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【了】

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