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【写真:Getty Images】
堅守を誇るアーセナルの守備がバイエルンに攻略された理由とは?
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)・準々決勝1stレグが現地時間9日に行われ、日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルは、ホームにバイエルン・ミュンヘンを迎えた。2-2のドローに終わったこの試合のあと、英メディア『90MIN』は、堅守を誇るアーセナルが失点を許した原因を分析している。
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アーセナルは、12分にブカヨ・サカのシュートが名手マヌエル・ノイアーの守るゴールを破り先制に成功。13年ぶりのCL準々決勝の舞台で最高のスタートを切ったかのように見えた。
しかし、今季のプレミアリーグでは失点数が24とリーグ最小失点の堅守を誇るチームは、ハリー・ケイン、セルジュ・ニャブリ、レロイ・サネなどバイエルンの攻撃陣を抑えるのに苦労したため、前半早い段階で守備の問題が表面化してしまう。
同メディアは「バイエルン戦ではカウンター攻撃にさらされてしまうことが多かった」と前置きした上で、「ガナーズもバイエルンがこのようなプレーをするとは予想していなかっただろう。バイエルンのカウンターに十分な時間とスペースを与えてしまい、ピンチを招いてしまった」と、2失点の原因を分析している。
そして先制点を決めながらも、一時的に逆転を許してしまった理由として、ヤクブ・キヴィオル、ウィリアム・サリバ、ダビド・ラヤら3選手のパフォーマンスの低さについても言及していた。
左SBで先発出場したキヴィオルについては「力の抜けた表情をしており、サネのペースにまったく合わせることができなかった」と、言及している。サリバについては「不用意なミスが最終的にPKを与えた」と述べた上で、「前半で5度のデュエルで負けたが、これはピッチ上の他の選手よりも多い。対戦相手の前で常に緊張しているように見えたが、これは普段冷静な彼には珍しいシーンだった」と、CLという大舞台に慣れていない点が調子に影響を与えたのではと推測していた。
最後にGKのラヤについては「昨日のピッチ上で最悪の選手だった」と強調し、「あまりにも早くゴールから飛び出したため、CBのパスの選択肢を無くしてしまった。結果的にDF陣はボール保持を放棄することを余儀なくされ、すぐにバイエルンに同点ゴールのチャンスを与えてしまった」と、厳しい評価を下していた。
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