V・ファーレン長崎は5日、佐藤由紀彦の今シーズン限りでの現役引退を発表した。
JFL時代の2009年から長崎に在籍してJリーグ昇格や近年の躍進をチームの精神的支柱として支えた佐藤は現在38歳。今シーズンのリーグ戦出場はなかった。
1995年のプロ入りから20年で8クラブを渡り歩き、いずれのクラブでも印象的な活躍を披露してきた“プリンス”はJリーグ通算232試合出場24得点で、JFLでも99試合に出場した。
2003年には横浜F・マリノスの完全優勝に大きく貢献したことは多くのJリーグファンの記憶に残っているに違いない。特に同い年の故・松田直樹氏と親交が深かったことでも知られている。
現役引退に際して佐藤は、クラブ公式HPを通して以下のようにコメントしている。
「20年間のプロサッカー人生においてお世話になりました、清水エスパルス、モンテディオ山形、FC東京、横浜F・マリノス、柏レイソル、ベガルタ仙台、V・ファーレン長崎のサポーター、現場スタッフ、選手、フロント、スポンサー、そして両親、家族。すべての皆さんに、感謝の言葉しかありません。素晴らしいサッカー人生でした!
ただ、まだシーズンは残っていますので、あと少しの時間にはなりますが、現役生活をチームメイトと共に全力でもがきたいと思います。本当にありがとうございました」
【了】