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そのクラブに全てを捧げて、引退後もサポーターから熱烈な支持を受けるレジェンドと呼ばれる選手もいれば、移籍、給与、言動などが原因でサポーターから歓迎をされない「嫌われた選手」もいる。今回は、様々な理由からリバプールで嫌われた選手を紹介する。
FW:エル=ハッジ・ディウフ(元セネガル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1981年1月15日
リバプール通算成績:80試合6得点13アシスト
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2002年の日韓ワールドカップでセネガル代表の躍進を支えたエル=ハッジ・ディウフは、同大会後にリバプール移籍を掴み取った。しかし、加入2年目の2003/04シーズンは公式戦ノーゴールに終わるなど期待通りの活躍を見せられず、このシーズンを最後にリバプールでプレーすることはなかった。
活躍を期待されながら不発に終わった選手は少なくないが、ディウフが嫌われる原因となったのが、クラブ、そしてレジェンドに対するリスペクトをあまりにも欠いていたことだ。元リバプールのフロラン・シナマ=ポンゴルは、ディウフとスティーブン・ジェラードがドレッシングルームで頻繁に衝突していたことを明かしている。後にジェラードも「ディウフは私が最も嫌いなチームメイト」と自伝に記しており、犬猿の仲だったことがうかがえる。
そしてジェラードの自伝に書かれていた内容を知ったディウフは暴言を連発。地元ラジオで「ジェラードは人種差別主義でエゴイスト」と言い放てば、フランスメディア『So Foot』のインタビューでは「ジェラードは代表で何も成し遂げていない」とし、さらに「ジェラードはチェルシー戦で足を滑らせてチームを殺した。リバプールがこれまでプレミアリーグを獲れていないのは、偶然ではない。自業自得さ」と古巣をバカにしている。
さらにディウフの矛先は、こちらもリバプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガーにも向けられ、彼に対しては「ワールドクラスではない。クソ野郎だ」と言い放っている。リバプールとディウフの関係はまさに「最悪」だ。
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