香川は2点目に絡む
チャンピオンズリーグ(CL)第4節が行われ、日本代表MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントは、ホームでガラタサライと対戦した。香川はトップ下スタメン出場を果たしている。
不振が続くリーグ戦では5連敗を喫し17位とどん底の状態だ。一方でCLは3戦3勝、得点9失点0と絶好調。リーグ戦とは全く違う顔を見せている。
ドルトムントは立ち上がりから香川がボールに絡み、スムースに攻撃を展開していく。そして、ボールを失ってからの切り替えも速い。
15分、右からのクロスをスナイデルがバイシクルで狙うも、ヴアィデンフェラーがセーブ。
ドルトムントは左のロイスを起点に攻撃がスタート。香川ら前線の選手が絡みながらゴールへ迫るも、決定的なチャンスはなかなか作れない。
25分にはロイスのCKをソクラティスが頭で合わせるもクロスバーを叩いた。それでも39分、ピシュチェクのスルーパスにダイアゴナルランで抜け出したロイスが冷静に決めてドルトムントが先制に成功した。
55分、ショートコーナーから香川が中へ送ると、ケールが競って最後はソクラティスが押し込み、ドルトムントが後半立ち上がりに追加点を奪った。
63分、ドルトムントは香川に代えてギュンドアンを投入。そして香川がピッチを出た時、クロップ監督は熱い抱擁で迎えた。胸ぐらを掴むシーンがドイツメディアで報じられていたが、ふたりの信頼関係は揺らいでいないようだ。
ガラタサライは70分、スナイデルのCKをハカン・バルタが頭で合わせて1点を返した。ドルトムントはこれが今季CL初失点となった。
直後にドルトムントはロイスを下げてインモービレを投入、オーバメヤンを左サイドに回す。すると74分、カウンターからオーバメヤンが左サイドで受けると早めに中へ折り返す。インモービレのファーストタッチは少し長くなったが、GKより一歩早くボールに触り、3点目を奪った。
後半終盤には相手のオウンゴールで加点し、結局4-1でドルトムントが勝利。決勝トーナメント進出を決めた。
【了】
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