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南野拓実に韓国紙が注目

　フランス1部リーグアンのASモナコに所属するサッカー日本代表MF南野拓実の完全復活に韓国メディア『スポルタ・コリア』が注目している。現地時間1日に「日本の失意のエースが完全に復活した…すでに7ゴール5アシスト→チャレンジするのだろうか」との見出しで同選手を特集している。

　3月31日に行われたリーグアン第27節のメス戦にスタメン出場した南野は、開始4分にゴールを記録。エリーゼ・ベン・セギルのボールをワントラップし、反転してからそのままシュートを放つと、鋭いボールがゴールに突き刺さった。これが南野にとって今季7ゴール目となった。

　2020年1月にザルツブルクからリバプールへ移籍した南野だったが、強力攻撃陣を擁する同チームでは完全にポジションを奪うことができず。2020/21シーズンの途中にサウサンプトンへレンタル移籍。2021/22シーズンにリバプールへ復帰となったが、翌シーズンからモナコでプレーすることとなった。

　モナコ加入当初は控えに甘んじることが多く、カタールワールドカップ以降、日本代表にも招集されなくなった。しかし、ザルツブルク時代の恩師であるアドルフ・ヒュッター監督が今季からモナコの指揮官に就任すると、水を得た魚の如く躍動。好調を維持し、2023年10月のカナダ代表戦とチュニジア代表戦の日本代表メンバーに選出され、代表復帰となった。

　韓国メディア『スポルタ・コリア』は南野を特集し、これまでのキャリアなどを紹介。「昨季と異なり、監督の交代はギフトを与えた。そして、南野に合う戦術に代わり、生き残るための環境変化となった」と言及している。

　さらに、同メディアは今後について「南野は残りの試合でチームを向上させることができれば、来季、再びビッグクラブへ挑戦するチャンスを持つことになるだろう」としている。ヒュッター監督のもとで完全復活を遂げた南野は、さらなるステップアップを果たすことができるのだろうか。