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本田圭佑 10年前

「“兄弟”と入れ替わった」。好調から一転、不発の本田に地元紙は辛辣な評価「どっちが本物なのだろう?」

パレルモ戦から一夜、地元メディアはミランにも本田圭佑にも厳しい批判を浴びせた。ホームで昇格組を相手に0-2の敗戦とあれば、厳しい批判は免れない。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

「打ち上げ花火は小さな爆竹に変わっていた」

「“兄弟”と入れ替わった」。好調から一転、不発の本田に地元紙は辛辣な評価「どっちが本物なのだろう?」
本田圭佑に対しても例外ではなく、及第点を大きく下回る評価が下された【写真:Getty Images】

「ミランは消えた」(ガゼッタ・デッロ・スポルト)

「ミランはいない、パレルモはいた」(コリエレ・デッロ・スポルト)

 辛辣な見出しが並ぶ。ホームで惨敗した2日のパレルモ戦から一夜明けた3日、ミランには地元紙から厳しい批判が浴びせられた。本田に対しても例外ではなく、及第点を大きく下回る評価が下された。

 以下は各紙の評価及び評点。ちなみにいずれも、チーム最低点からは免れている。

ガゼッタ・デッロ・スポルト 4.5 

「ホンダというより、これではキックスクーターだ。ゆっくりと進み、中に絞った際は動きを簡単に読まれてしまう。静止した状態からはドリブルで振り切ることが出来ず、ペースチェンジも出来ない。そしてプレースキックは不正確だった」

コリエレ・デッロ・スポルト 4.5

「ヴェローナ相手の2得点の後、どう見ても昨シーズンにプレイしていた“兄弟”とまた入れ替わった模様」

 ※ガッリアーニ副会長が以前、「昨シーズンは本田の兄弟を送りつけてきたが、夏にやっと本物が来た」と語ったことを受けての皮肉と思われる。ちなみに評点、寸評欄の見出しには、「これは本当の本田ではない」という文言が踊っていた。

トゥットスポルト 4.5

「序盤戦数試合の打ち上げ花火は、今は小さな爆竹に変わっていた。となれば自然と、こんな疑問も湧き上がってくるのだ。どっちが本当の本田なのだろう?」

コリエレ・デッラ・セーラ 5

「調子の低下が認められた。FKからトーレスにいいボールを通して、それだけで終わり」

 ガゼッタ・デッロ・スポルトの全選手評点は以下のとおり。

 ディエゴ・ロペス7、アバーテ5、アレックス評点なし(サパタ4)、ラミ4.5、デ・シーリオ5、ポーリ5(エル・シャラウィ6)、デ・ヨンク5、サポナーラ6、本田4.5(パッツィーニ5.5)、トーレス5、メネズ5

【了】

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