2022年のワールドカップ(W杯)開催時期を巡って激しい議論が繰り広げられているようだ。FIFAが現地時間3日、カタールW杯の開催スケジュールの変更を検討していることを発表した。
イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』など複数のメディアがFIFAのコメントを紹介している。
「我々はカタールW杯を、2022年の1月もしくは同年の11月~12月で開催することを検討しています。また、5月の開催も選択肢の一つとして存在しています」
通常W杯は6月~7月に開催される。しかし、この時期のカタールの気温は40度を超え、各方面から開催は不可能であることを訴えられていた。
スタジアムに冷房装置を完備する案も出たものの、市内を移動するファンの健康状態も考慮すると実現の可能性は極めて低い。そこで今回FIFAはかねてより言われていた冬季開催の検討に本腰を入れた形となる。
しかし、2022年の1月には冬季オリンピックの開催も予定されている。ゼップ・ブラッター会長は今年9月にW杯と冬季オリンピックの開催が重ならないことを宣言していたが、どうやらFIFAの中でも混乱状態にあるようだ。
世界で最も影響力を持つスポーツ・イベントの一つであるW杯。開催時期の決定には、もうしばらく時間がかかりそうだ。
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