マンチェスター・ユナイテッドは、2日（日本時間22時30分）に行われるプレミアリーグの第10節においてアウェイでマンチェスター・シティとのダービーを控えている。

　ルイス・ファン・ハール監督は対戦相手に対し、挑発的な言葉を送っている。1日付の英紙『ガーディアン』が報じている。

　ファン・ハール監督はユナイテッドのほか、これまでにドイツのバイエルン・ミュンヘン、スペインのバルセロナといったビッグクラブを率いた経歴を持つ。

「私たちにはソーシャルメディア上で全世界中にファンが居る。バイエルンはドイツ最大のクラブだし、バルセロナやレアル・マドリーもそう。シティがこうしたクラブと並ぶにはまだ先は長い」

　直近の3シーズンで2度のプレミアリーグ優勝を果たしているライバルチームをファン・ハールはそう評している。

　実際、シティとは違ってユナイテッドやバイエルン、スペインの2強バルセロナ、マドリーはこの10年で1度はチャンピオンズリーグ（CL）を制した実績があるクラブだ。

　一方で、シティはCLでは16強の壁を未だに破れずにいる。ファン・ハールはこうした積み重ねた実績の面で、シティがトップクラブに追い付いていないと考えているようだ。

　今回の対戦で通算168回目を迎えるマンチェスター・ダービー。過去の対戦成績ではユナイテッドが69勝、シティ48勝、引き分けが50回とユナイテッドが大きく勝ち越している。

　しかし、直近の5試合ではシティが4勝1敗、しかもシティは現在3連勝中で、仮に4連勝となれば1970年以来44年ぶりとなる。

　ファン・ハールとしては、これが“負け犬の遠吠え”にならないためにも、ここで悪しき流れを食い止めておきたいところだろう。

【了】

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