リバプールのブレンダン・ロジャーズ監督が、今季不振の原因として開幕前にバルセロナ(スペイン)へ放出したウルグアイ代表FWルイス・スアレスの存在を挙げた。31日の英紙『ミラー』など複数メディアが報じた。
リバプールは昨季、プレミアリーグ得点王に輝いたスアレスの活躍で、1990年以来となるリーグ制覇に王手をかけていたが、終盤の失速で2位に甘んじた。
リバプールは今季9節を終えて、すでに3敗を喫しており、勝ち点14で7位に低迷。首位チェルシーとの勝ち点差も9に開いたことで、指揮官から分かりきった言い訳が飛び出した。
「我々はワールドクラスの選手を失い、チームの進化は足踏みした。我々はチームを再建する必要があった。私は我々が予想されていた現状に今いると思うし、夏に獲得した選手たちも、まだ順応しきれていない」
一方、ロジャーズ監督は現状について、「チームは最高の状態にはないが、リーグ杯では8強入りし、チャンピオンズリーグでもグループ通過の可能性を残しているし、プレミアリーグでも4位との勝ち点差は2となっている。エヴァートン戦での劇的な同点ゴールが無ければ、我々は今4位にいるはずだった」と説明。
さらにロジャーズ監督は今後、チームが上り調子になることを予想しており、「昨季に比べたらプレーの完成度は落ちたが、今のチームは大きな可能性を秘めていると確信している。我々はチーム一丸となって戦わなくてはならないし、今後は勝利への執念や闘争心が結果に現れるだろう」と語った。
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