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大迫敬介、アジアカップ欠場の真相。「いろんな医師に相談して…」サンフレッチェ広島とサッカー日本代表への「強い思い」

text by 編集部 photo by Getty Images

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怪我を乗り越え日本代表に復帰した大迫

サッカー日本代表の大迫敬介
【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表は21日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選で北朝鮮代表と対戦する。AFCアジアカップ2023後初の試合で、日本代表はどのようなパフォーマンスを見せるのか。手術を経て、23年11月以来の代表復帰を果たしたGK大迫敬介が、日本代表に対する思いを語った。

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 大迫は昨年9月に行われた国際親善試合・ドイツ戦で先発に抜擢され、4-1と敵地での快勝に大きく貢献した。10月の親善試合・カナダ戦、11月のW杯予選・ミャンマー戦でも先発出場を果たしており、日本代表の守護神の座をほぼ手中にしていた。

 しかし、シーズンオフに右手舟状骨骨折の手術を決断したことでアジアカップは欠場することになる。大迫は、昨年10月ごろから右手に痛みを感じながらプレーしていたと明かした。

「痛みはあったけどプレーできていたので折れてるとは思わなかった。代表にも呼ばれていて、チームとしても上位争いをしている中で、自分としてもそこに対して強い思いがあったし、簡単に離脱したくないと思っていた」

 アジアカップに出場したかったのではと問われると、「そこは手術をする時に一番引っかかってた」と述べた上で、手術をする判断に至った理由を次のように語った。

「痛みを感じながら6割、7割しかパフォーマンスが出せないぐらいだったら、一度離れて100%で長くできた方がいい。いろんな医師に相談して、保存しながら直す方法はあった。ただ、治る確率と骨がさらに悪化する確率、どちらもリスクがあって、完治させるには手術をしたほうがいいと言われて決断した」

 手術を乗り越えた現在は、「思いっきりプレーできている。痛みがなくプレーできる幸せをすごく感じている」と語り、アジアカップをチームの外から見つめた経験を踏まえて日本代表のGKというポジションに対する思いを明かした。

「前回のワールドカップと、そして今回のアジアカップと外から見る形になった。やはりもっとGKのレベルを上げないと、上にはいけない。フィールドプレーヤーが海外で活躍する選手が増えてきてる中で、GKの力が間違いなく必要だし、あげないといけないなと強く感じた。競争しながら、さらにレベルを上げていかないといけない」

(取材:加藤健一、構成:編集部)

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【了】

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