ブンデスリーガ第10節が現地時間31日から2日にかけて行われる。今節の注目カードは何と言ってもバイエルン・ミュンヘン対ボルシア・ドルトムント。現在の立場から、圧倒的に優勢なバイエルンだが、意外なデータがあることをブンデスリーガ公式サイトが30日に伝えている。
ここ数シーズンに渡り、覇権争いを繰り広げてきた2チーム。しかし、現在の状況はバイエルンが首位を走り、リーグ戦では5試合で16得点、7試合連続無失点と攻守がかみ合い絶好調。対してドルトムントは、リーグ戦9試合でたった2勝の15位と危機的状況である。戦力から見ても、バイエルンの圧倒的優勢には変わりがない。
ところが、ドルトムントは対バイエルン戦において、相性がいいというデータがある。
まずMF香川真司だが、ドルトムント在籍時に4度の対戦経験があり、全て勝利。自身も1または2の高評価の出来となっている。(評価点は1が最高点、6が最低点)。
さらに、DFBポカール(ドイツカップ)で、GKロマン・ヴァイデンフェラーに代わって出場したGKミチェル・ランゲラクも、3度対戦し、全勝している。
そして、ドルトムントは過去4シーズンにおいて、バイエルンのホームであるアリアンツ・アレーナで負けていない。
ただし、香川はマンチェスター・ユナイテッド所属時にはバイエルンに敗戦。ランゲラクも先発で出るかはわからない。
データだけで推し量れるものではないが、現在のドルトムントにすれば、少しでも勝利の可能性を見出したい状況だろう。
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