サッカー日本代表 最新ニュース
サッカー日本代表は今月、FIFAワールドカップ26アジア2次予選で北朝鮮代表との2連戦を控えている。ラフプレーに対する不安の声も挙がっているが、過去にはどれほど危険なものがあったのだろうか。ここでは、日本代表選手を襲った最悪のラフプレーを5つ紹介する。
日本代表対中国代表
【写真:Getty Images】
開催日:2008年2月20日(東アジアサッカー選手権2008)
試合結果:1-0(日本勝利)
ラフプレー概要:安田理大へのカンフーキック
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2008年に行われた東アジアサッカー選手権の中国代表戦は、日本代表の長い歴史の中でもかなり荒れた試合だった。
岡田武史監督率いる日本代表は、前半の山瀬功治のゴールを守り切り、1-0で勝利した。しかし、気持ちの良い90分だったかと言えばそうではない。とくに後半、中国代表選手によるラフプレーが頻発し、田代有三、中村憲剛、加地亮などが危険極まりないファウルを受けて次々とピッチに倒れ込んだ。また、この試合を裁いた北朝鮮のオ・テソン主審によるジャッジも曖昧なものが多く、中国代表選手の暴れっぷりを抑止できなかった原因の一つとなっている。事実、当時試合に出ていたGK楢崎正剛は「審判がしっかり裁けていればそんなに荒れた試合にはならなかった」(JFA参照)と苦言を呈していた。
なかでも最悪だったのが55分のプレーだ。中村憲のロングパスに抜け出した安田理大がペナルティーエリアに差し掛かったところでシュートを放つと、飛び出してきたGKゾン・レイが安田の胸を飛び蹴りしたのである。安田はそのままプレー続行不可能となり、羽生直剛との交代を余儀なくされている。ちなみにこの場面で、ゾン・レイにはレッドカードではなくイエローカードが提示。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入された現代であれば、問答無用で一発退場だったはずだ。
なお、東アジアサッカー選手権2008における中国代表の蛮行は日本代表戦だけに留まらず、韓国代表戦では5枚のイエローカード、北朝鮮代表戦では実に8枚のイエローカードと2枚のレッドカードが提示されている。この結果、中国代表には多額の罰金処分を言い渡されることになった。