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本田圭佑 10年前

本田、得点絡めずも現地記者は擁護「一番安定して計算できる」「他があの出来では活躍は無理な注文」

現地時間29日、セリエA第9節でカリアリのホームに乗り込んだミラン。1-1の引き分けに終わった。先発出場した本田圭佑のパフォーマンスはどうだったのだろうか。現地イタリア人記者が分析する。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

「本田が一番安定して計算できるアタッカンテなんだろうね」

本田、得点絡めずも現地記者は擁護「一番安定して計算できる」「他があの出来では活躍は無理な注文」
先発出場した本田圭佑【写真:Getty Images】

 現地時間29日、セリエA第9節でカリアリのホームに乗り込んだミラン。1-1の引き分けに終わった。

 見事に試合を支配してのドローに持ち込んだ攻撃サッカーの鬼才ゼーマン監督(カリアリ)は「やはり満足だ」と試合後に語ったが、カリアリ番の地元記者も好意的な評価をしていた。

 地元FW局『ラジオ・シントニ』のフランチェスコ・クチノッタ記者はこう語る。

「良い試合だったと思う。長短のパスが見事に通り、全体がコンパクトに保たれたままリズミカルなパスで崩していた。これまでイバルボの調子は良くなかったんだけど、だんだん上向いてきている」

 一方、試合前にゼーマン監督は「個のレベルはミランの方が上」と語っていたが、実際試合ではそれだけの差が出ていたのだろうか? クチノッタ記者は語る。

「ミランの選手の中には本来の実力を出していない人間がいた。フェルナンド・トーレスにせよエル・シャラウィにせよ要求されるレベルからは随分下のパフォーマンスに終始していた」

 チャンスを作りきれなかった本田についてはどうか。

「たしかに他の選手同様、今日(29日)は良くなかった。ただ今シーズン、全く別の選手になったことは認める。カリアリ戦でも先発のFWでは彼がただ一人90分間使われていた。

 トーレスはあんなもの、昨季のケガの後でエル・シャラウィはコンディションを取り戻している最中だし、メネズも好不調の波が激しい。結局のところインザーギにとっては、本田が一番安定して計算できるアタッカンテなんだろうね」

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