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サッカー日本代表ではかつて、ラモス瑠偉や呂比須ワグナー、三都主アレサンドロといったブラジルから帰化した選手たちがチームの中心として活躍していた。現在は彼らのような存在はいないが、他競技でも帰化選手の代表入りは珍しくなくなっている。そこで今回は現在Jリーグでプレーする外国籍選手の中から、日本代表で輝く姿を見てみたい選手をピックアップした。
DF:アレクサンダー・ショルツ
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年10月24日(31歳)
所属クラブ:浦和レッズ
国籍:デンマーク/ドイツ
Jリーグでの経歴:浦和レッズ(2021.7~)
昨季リーグ戦成績:34試合7ゴール0アシスト
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アレクサンダー・ショルツは現在Jリーグの中で最も価値のあるCBだ。同選手の現在の市場価値は200万ユーロ(約2.8億円)と、DFでJリーグトップの市場価値を誇っている(データサイト『transfermarkt』参照)。
ショルツは浦和レッズ所属前、母国デンマークのFCミッティランに所属していた。同クラブではUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で得点を記録するなどクラブの中心選手として活躍し、2021年夏に浦和へと加入した。昨季はリーグ戦全試合にフル出場し、最終ラインの要として相手チームの前に立ちはだかった。
浦和のディフェンスリーダーであるショルツはどのCBとコンビを組んでも活躍できる選手だ。ハードなプレスを仕掛け相手からボールを奪い取ることはもちろん、ときには一歩引いて数的不利な局面を広範囲にカバーできる。Jでも強度が指折りであるにもかかわらずクリーンであり、昨年8月のサンフレッチェ広島戦でイエローカードを出されるまで、Jリーグでは度も警告を受けていなかった。
そして、ショルツは攻撃でも存在感を示す。相手のプレスを軽々いなしながら持ち上がり、パスを出すだけでなく、出した後にオーバーラップで前線まで上がりチャンスを拡大する。センスの光るパスは効果的だ。
この北欧のファイターは日本代表でも堂々とスタメンを張れる選手だろう。冨安健洋や板倉滉など欧州で活躍する名だたる日本代表DFとコンビを組めば、日本の最終ラインはより強固なものとなるに違いない。
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