今夏にASモナコからマンチェスター・ユナイテッドへ期限付き移籍したFWラダメル・ファルカオ。彼の獲得を巡って、ユベントスのジュゼッペ・マロッタGM(ゼネラルマネージャー)がユナイテッドを非難していると、28日のイタリア紙『ドミニカ・スポルティーヴァ』が報じている。
欧州の数クラブが獲得競争を繰り広げていたファルカオだが、最終的に760万ユーロ(約10億6400万円)でユナイテッドへ期限付き移籍した。ユベントスも獲得競争に参戦しており、ファルカオは同クラブへの移籍が目前だったという。
同紙に対し、マロッタGMは「我々はファルカオ獲得目前だった。そして、彼は白黒のユニフォームを着ることを望んでいた」と明かした。
移籍期限最終日に、シーズン終了後の完全移籍のオプション付きでユナイテッドに決まったファルカオ。その獲得方法について、同GMは「マンチェスターは、完全移籍で獲得するだろう。期限付き移籍は、ファイナンシャル・フェアプレーの回避に過ぎない」と非難している。
ユナイテッドの今夏の移籍金総額はおよそ260億円と言われている。推定市場価格が約77億円のファルカオを完全移籍で獲得すれば、UEFAのペナルティが下る可能性があり、それを避けるためと同GMは指摘。
期限付き移籍とはいえ「いくら尽力してもマンチェスターのように大金を積まれれば、勝てるわけがない」と、同GMは嘆いている。
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