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サッカー日本代表ではかつて、ラモス瑠偉や呂比須ワグナー、三都主アレサンドロといったブラジルから帰化した選手たちがチームの中心として活躍していた。現在は彼らのような存在はいないが、他競技でも帰化選手の代表入りは珍しくなくなっている。そこで今回は現在Jリーグでプレーする外国籍選手の中から、日本代表で輝く姿を見てみたい選手をピックアップした。
MF:マテウス・サヴィオ
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年4月15日(26歳)
所属クラブ:柏レイソル
国籍:ブラジル
Jリーグでの経歴:柏レイソル(2020.1~)
昨季リーグ戦成績:31試合7ゴール10アシスト
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柏レイソルで背番号10を背負うMFマテウス・サヴィオは、昨季J1残留争いを強いられたチームの中で7ゴール10アシストとできる仕事をきっちりとこなし、残留の原動力となった。今季もすでに3試合で1ゴール1アシストと、存在感を発揮している。
サヴィオはブラジルの名門フラメンゴでキャリアをスタートさせ、U-20ブラジル代表にも選ばれた。その後2回のレンタル移籍を経て、2019年にレイソルへと加入。加入当初はマイケル・オルンガ、クリスティアーノといった優良助っ人たちの影に隠れ、あまり目立った活躍は見せていなかったが、背番号10に変わった2022年に32試合6ゴール5アシストの成績を残し、同年のクラブMVPに選ばれた。
サヴィオはドリブル、パス、シュートのどれをとっても一級品のチャンスメイカーだが、彼の真骨頂は守備時に現れる。相手ボールになった瞬間に全速力でプレスバックし、体を当ててボールを奪い取る様は職人の域だ。無尽蔵のスタミナも持ち合わせ、試合後半になっても強度を落とすことなくプレーし続けられる。
この攻守に全力なプレースタイルは、堅守速攻を掲げる日本代表にマッチするだろう。サヴィオの前線でのボール奪取を起点とした、日本代表の強力攻撃陣が見せるカウンター攻撃は世界にも通用するものになるはずだ。
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【了】