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監督と選手の相性は重要だ。その相性の良さから秘蔵っ子としてキャリアを通して何度もタッグを組むこともあれば、逆に全く起用されずにお別れするケースもある。今回は、さまざまな理由で日本人選手を起用しなかった監督を紹介する。※リーグ戦出場数は同監督の下での成績。
デビッド・モイーズ×香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
【写真:Getty Images】
リーグ戦成績:15試合0得点3アシスト
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香川真司はドルトムントでのブンデスリーガ2連覇を置き土産に、2012年夏に日本人史上初めて名門マンチェスター・ユナイテッドと契約した。加入1年目は結果的にアレックス・ファーガソン政権のラストシーズンとなり、プレミアリーグ優勝を経験。自身も20試合で6得点4アシストと結果を残してみせた。
そしてマンチェスター・ユナイテッドに13度のリーグ制覇をもたらした名将の後任に就任したのが、エバートンで長期政権を築いていたデビッド・モイーズだった。このスコットランド人指揮官は最初の移籍市場でエバートン時代に重宝していたマルアン・フェライニ獲得を提言。身長194cmのベルギー代表MFが加入したことで、フィジカル重視のチームへと舵を切った。
これにより、トップ下でテクニックを持ち味としていた香川の立場は厳しくなった。開幕から5試合連続で出番なしと厳しいシーズンの出だしとなり、アカデミー出身のアドナン・ヤヌザイの台頭によってサイドでの起用も激減した。シーズン終盤にポジションを奪い返したが、モイーズ監督のもとでは公式戦27試合で無得点に終わり、2013/14シーズン終了後にドルトムントへの復帰が決定した。
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