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2月2日 On the pich
VONDS市原監督として臨む初練習。場所は市原市の南に位置する袖ヶ浦市にあるのぞみ野練習場。練習時間は13時からだったので、余裕をもって10時前には埼玉の家を出た。
向かう車中ではどのような挨拶をしようか、どんな言葉を使おうか、選手たちはどんな気持ちだろうか、など色々なことに想いを巡らせていた。埼玉から市原への移動は決して近くはないが、あっという間に着いてしまったという印象だった。
話す内容、伝えるべき言葉などは色々考えたが、最後は素直にその時の気持ちを話すことにした。このような機会を与えてもらえたことへの感謝。監督業がひとつの目標だったこと。これから始まる選手みんなとの時間が純粋に楽しみだということ。自分が選手としてやってきた情熱と経験のすべてを伝えたいという思い。みんなで目標を達成したいという事。
そのようなことを心を込めて、一生懸命話をした。
挨拶のためスーツでグランドに行ったのは後から思えば失敗だった。すぐに着替えて選手たちと少しでも近い距離にいることを選べればと今なら思う。冷静に後から考えれば、こうした方がよかったということはよくあるものだ。
初めての経験。その過程は失敗と気付きの連続だとつくづく思う。
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