プレミアリーグ第9節を終えて7勝2分けと未だ無敗のチェルシー。同様にチャンピオンズリーグでもグループステージ3節を消化し、2勝1分けと無類の強さを誇る。
しかし、隙の無いように見えるチェルシーに対し、元マンチェスター・ユナイテッドのガリー・ネビル氏が問題点を指摘。28日付の『スカイ』が伝えている。
リーグ戦でポイントを落とした試合の相手は、いずれもマンチェスターの両雄。第5節のシティ戦と第9節のユナイテッド戦だ。
ネビル氏が指摘するのは、2試合とも先制点を挙げるも同点に追い付かれているという点だ。
ジョゼ・モウリーニョ監督が前回率いていた04−05シーズン、先制しながらポイントを落とした試合は、2−2で引き分けたボルトン戦のみだった。
さらにネビル氏はポールの支配率も例に挙げている。
「シティ戦ではチェルシーがゴールを決める10分前までは、55%で相手を上回っていたのだが、ゴール後10分では26%まで低下している」
「ユナイテッド戦でも同じ条件で64%だったものが45%に変化した」
シティ戦、ユナイテッド戦ともにチェルシーが先制し、プレースタイルを変えたことにより、相手に楽をさせたとチェルシーの戦い方を批判している。
ネビル氏はモウリーニョ監督と2週間前に会って話したという。その際、モウリーニョ監督も2005年当時のチームと比べ、「闘志が欠けている」と語っていたという。
チェルシーは次節(11月1日)ホームでQPRと対戦する。
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