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Jリーグ 9か月前

育成上手!? Jリーグ、クラブ別アカデミー出身選手の総市場価値ランキング11〜20位

シリーズ:クラブ市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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明治安田Jリーグ2024シーズンが2月23日に開幕した。J1リーグでアカデミー出身選手の総市場価値が最も高いのはどのクラブなのだろうか。今回はデータサイト『transfermarkt』が算出した最新版のJ1クラブ現役アカデミー出身選手の総市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値は3月4日時点。アカデミー出身選手については『transfermarkt』の表示に準拠。


20位:FC町田ゼルビア

町田ゼルビアを指揮する黒田剛監督
【写真:Getty Images】

監督:黒田剛
2023リーグ戦成績:1位(26勝9分7敗)※J2
アカデミー出身選手の総市場価値: 15万ユーロ(約2100万円)
最高額選手:青木義孝(10万ユーロ/約1400万円)

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 昨季、青森山田高校で高い評価を得ていた黒田剛氏を監督に迎えたFC町田ゼルビアは、勝ち点87という圧倒的な成績でJ2優勝を果たし、クラブ初のJ1昇格を掴んだ。黒田体制2年目となる今季、クラブが掲げたスローガンは”Make a New History”。クラブとJリーグ両方の“歴史を創る”という強い覚悟をもってJ1に乗り込む。

 アカデミー出身選手の総市場価値は15万ユーロ(約2100万円)で、これは今季J1に所属するクラブの中で最低額だ。それもそのはず、現在トップチームでプレーするアカデミー出身選手は、25歳のDF青木義孝と20歳のMF樋口堅の2選手のみ。両選手とも、昨季までレンタル移籍先の他クラブでプレーしており、今季から町田へ復帰している。幼い頃から町田で育った彼らが、今季J1の舞台で活躍する姿に期待するサポーターも少なくないはずだ。

 またアカデミー出身の選手は少ないが、同クラブには高校時代に黒田監督に育てられた選手たちが多く在籍する。昨季途中に加入したバスケス・バイロンもその一人。今季は右サイドの主力選手としてリーグ戦2試合連続で先発出場中だ。相手選手の逆をつく巧みなボールコントロールと抜群の推進力で、サイドからの攻撃にアクセントを加えている。

 クラブが育てた若きタレントと監督の愛弟子。両者の融合はどんな化学反応を起こすだろうか。

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