セリエAで最下位に沈むパルマが、エルナン・クレスポ氏を監督として招へいする意向のようだ。イタリアTV局『メディアセット』が報じている。
パルマは昨季、ロベルト・ドナドーニ監督の下、セリエA6位でシーズンを終えた。しかし、ヨーロッパリーグ出場権を得ながら30万ユーロの所得税支払いが遅れ、イタリアのサッカー連盟からUEFAライセンスを認められなかった。
この騒動でトンマーゾ・ギラルディ会長が一時クラブ売却を宣言するなど混乱の中で新シーズンをスタート。その結果、8節を終えて1勝7敗と壊滅的な状況に陥っており、クラブはドナドーニ監督の解任を検討しているという。
そして、後任として浮上したのがクレスポ氏。現役時代にパルマをはじめ、ラツィオ、ミラン、インテルといったクラブで活躍。今年7月にはパルマで下部組織の監督に就任している。ドナドーニ監督が解任された場合、トップチーム監督に昇格する見込み。
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