ブンデスリーガ第9節が25日に行われ、FW原口元気、MF細貝萌の所属するヘルタ・ベルリンは、ホームでHSVと対戦して3-0で勝利している。
細貝は、先発フル出場を果たし、2点目の起点となるポスト直撃のシュートを放つなど勝利に貢献。27日のドイツ紙『ビルド』は、試合前に渡された漫画イラストの効果が出たと報じている(https://www.footballchannel.jp/2014/10/25/post53093/参照)。
漫画好きという細貝は、ベルリンの漫画家マリアンナ・ポピッツ氏から同選手の描かれたイラストをプレゼントされていた。イラストには、細貝のクロスから原口が頭で決めて勝つという様子が描かれており、プレゼントされた細貝は「この通りに勝つ」とポピッツ氏に約束していた。そして同紙は、細貝の絡んだ2点目のシーンを、ほぼその通りだと述べている。
実際のシーンは、左のCKが相手DFに当たり、こぼれたところを左のファーにいた細貝がシュート。ポストに当たり、逆サイドへ流れたところをフリーのDFヨン・ハイティンハが押し込んでいる。
この試合攻守に貢献し、同紙の採点でチーム最高の2点を与えられた細貝は「あの漫画にはすごく助けられた。非常にモチベーションも上がったし、インスピレーションも沸いたよ」と、喜んでいる。
残念なのは、原口に出番はなく、決めたのがハイティンハだったということだ。それには「元気は出番がなかったから、全く漫画通りではなかったけどね」と、話した。
今度は、原口と共に“漫画パワー”でチームを勝利に導くことに注目だ。
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