イングランド・プレミアリーグ　最新ニュース

【写真：Getty Images】

クラブの文化を変えたポステコグルー監督

　横浜Ｆ・マリノスやセルティックで、多くの日本人選手を指導したアンジェ・ポステコグルー。彼がトッテナムの新監督に就任してから、クラブには劇的な変化と良い影響がもたらされたとトッテナムのアカデミーディレクターのサイモン・デイビス氏が明かした。英メディア『football.london』が現地時間22日に報じている。

今シーズンのプレミアリーグはSPOTV NOWで全試合配信中！
U-NEXTから加入で無料トライアル実施中！［PR］

　シーズン開幕前にチームの主力ハリー・ケインを失ったが、トッテナムは今シーズンのプレミアリーグ25試合のうち6試合しか負けておらず、現在5位に位置している。

　しかし、デイビス氏は、ポステコグルー監督がもたらした変化はチームの結果だけではなく、むしろピッチ外の方が大きいと語っている。同メディアは、トッテナムのポッドキャスト『Off　The　Shelf』を引用する形で同氏が明かした内容を報じた。

「彼の功績は過小評価されている。（元マンチェスター・ユナイテッド監督）アレックス・ファーガソンがクラブの文化を変えたように、彼もまたトッテナムで同じことをやっていると私は信じている」

　ファーガソン氏はマンUで指揮をとっている期間、積極的にアカデミーから選手を引き上げて起用していた。同氏は、ポステコグルー監督も同じことを現在のトッテナムで行っていると指摘する。

　実際に、今シーズンは若干19歳のFWジェイミー・ドンリーがプレミアリーグデビューを果たし、ここまで4試合に出場。クラブのアカデミー代表として、トップチームで輝かしい成績を収めた。

　同氏は「（アカデミーの選手をトップチームに入れる）影響を過小評価することはできない。それはファン、アカデミーの選手、採用担当者、すべてに良い影響を与える」と述べた上で、「監督もそれを信じている」と明かした。

　その上で、同氏は「トップチームにアカデミーの選手が入るのは簡単なことではない」と前置きし、「私が知っている監督は常に（アカデミーの選手に）チャンスを与えてくれるだろう」と、ポステコグルー監督に対する信頼を強調した。