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【写真：Getty Images】

トーマス・トゥヘルがバルセロナの指揮官候補として浮上

　スペインメディア『SPORT』が現地時間21日、バルセロナの次期監督候補として、現在バイエルン・ミュンヘンで指揮を執るトーマス・トゥヘルの名前を挙げた。同メディアによると、トゥヘル監督はバルセロナの会長であるジョアン・ラポルタ氏の「お気に入りのひとり」だという。

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　トゥヘル監督率いるバイエルンは、目下のところ公式戦3連敗中だ。レバークーゼンとのブンデスリーガ首位攻防戦で黒星を喫し、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）のラウンド16・1stレグではラツィオに敗戦した。そして18日に行われたリーグの試合では、ボーフムに逆転を許している。

『SPORT』は、バイエルンで「今季のタイトルから遠ざかっている」と指摘しながら、トゥヘル監督について「将来のバルサの指揮官候補者リストに名を連ねている」と伝えた。また、同氏が今シーズン限りでバイエルンの監督から退く可能性に触れ、その場合は「（トゥヘル監督が）バルセロナに加わることを経済的に容易にする」と述べている。

　なお、同メディアは14日の時点で「ユルゲン・クロップのバルセロナ指揮官就任が実現不可能な夢ならば、トゥヘル監督の存在は日が経つにつれて重みを増してくる」と報じている。

　財政難のバルセロナにとって、相手クラブに支払う違約金がかからないというのはそれだけで大きなメリットになるだろう。トゥヘル監督の進退も含めて、バルセロナの次期指揮官探しに注目が集まる。