名古屋グランパスのFWジョシュア・ケネディに母国オーストラリア復帰の噂が出ている。豪紙『ヘラルド・サン』が25日付けで報じた。今年末で名古屋との契約が切れるケネディは、来年1月にAリーグのメルボルン・シティFCへ移籍すると見られているようだ。
メルボルン・シティFCはダビド・ビジャが来年2月27日のアデレード・ユナイテッド戦を最後にレンタル元のニューヨーク・シティFCに戻ることになっている。そのため、ビジャの代役としてケネディと複数年契約を検討しているという。
メルボルン・シティFCはサラリーキャップ外の選手として獲得できるマーキー・プレーヤーの枠に空きがあり、オーストラリア代表のスター選手だったケネディをその枠を使って迎え入れようとしている。
負傷もあって8月23日以降公式戦のピッチに立っていないことが心配されているが、1月のアジアカップでオーストラリア代表に招集される可能性がある。そうなると2月7日のメルボルン・ビクトリーとのダービーで母国復帰を目指すことになるが、代表招集がなければ1月4日のセントラルコースト・マリナーズ戦から起用することも可能とのことだ。
当初はオーストラリア代表で長年主力を務めているマーク・ブレッシアーノかティム・ケーヒルの獲得を目指していたメルボルン・シティFCだが、彼らに移籍の意思はなく獲得を断念した。ビジャが退団することで心配される得点力不足の解決策としてのケネディ獲得は果たして実現するのだろうか。
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