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FIFA、ゴール後の宙返りパフォーマンスの禁止か。インドで23歳の選手が脊髄損傷により死去

text by 編集部 photo by Getty Images

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元ドイツ代表クローゼはブラジルW杯でも宙返りパフォーマンスを披露した【写真:Getty Images】

 インド3部リーグに相当するベスレヘム ベングスランFCでプレーする23歳のピーター・ビアクサンズアラさんが19日に死去した。

 ゴールを決めた直後に宙返りをするパフォーマンスをしたところ、着地を失敗し頭から落下。意識を失い、すぐに病院へ運ばれたがそのまま帰らぬ人となった。

 こうした事態を受け、FIFAは危険なゴールパフォーマンスを禁止すべきという考えを示している。24日付のイギリス『インディペンデント』が伝えている。

 FIFAのメディアカル部門のトップであるミシェル・ドーへ氏は、「ゴールパフォーマンスはフットボールの一部だ。それら全てを禁止したいわけではない。ただし、宙返りやバック転のようなものは止めるべきだ。私たちは悲劇を目の当たりにした」と、事故の再発を懸念。命の危険に関わるようなパフォーマンスを止めるよう呼びかけている。

 ドーへ氏はさらに、「このことはまずトップ選手たちに対して重点的に働きかけなければいけない。なぜなら、若い選手たちは有名な選手のパフォーマンスを真似するからだ」と語った。

 元ドイツ代表のFWミロスラフ・クローゼなど有名選手の中にも宙返りパフォーマンスがお馴染みとなっている選手もいる。それだけに、今後の動きに注目が集まる。

【了】

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