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鈴木彩艶のアジア杯は反省だらけ

　サッカー日本代表は3日、AFCアジアカップカタール2023・準々決勝でイラン代表と対戦した。日本代表はこの試合に1-2で敗北し、ベスト8での敗退が決まった。試合後、チームの守護神としてアジアカップの全試合に出場した鈴木彩艶がインタビューに答えている。

　50分鈴木は「本当に何もできなかった大会だった」と切り出し、続けて「毎試合勝利はもちろんのこと、無失点も目指していた。ただ、やはりこの大会を通して、自分がゲームを壊すようなシーンが多かった」自身初となるアジアカップでのプレーを振り返った。

　前半は先制点を奪ったものの、後半はイラン代表に試合を支配されてしまった日本代表。後半攻め込まれたシーンが多かったのではと問われた鈴木は、「ああいう攻め込まれるシーンの中でも、本当にプレー一つひとつのクオリティと、高さが求められる。それを発揮し続けられなかったことが結果に結びついてしまった」と悔しさを滲ませていた。

　グループリーグでは初戦のベトナム代表との試合で2失点。続くイラク代表戦でも2失点でまさかの黒星を喫した。グループリーグ最終戦のインドネシア戦でも、88分に失点とクリーンシートをあとわずかのところで逃してしまった。

　これまでの試合と比べるとポジティブなプレーがあったのではと聞かれた鈴木は「代表でやる以上、1試合目から高いレベルのパフォーマンスを発揮しなきゃいけない。今日のゲームは比較的悪くない内容ではあった。ただ、失点部分では自分が直接スコアに影響を与えてしまったので」と反省していた。

　最後に鈴木は「代表でプレーする難しさを改めて感じた」とアジアカップを振り返り、「そういった責任の中で高いパフォーマンスが発揮できるように、この場所に戻って来られるように、やり続けるしかない」と気持ちを切り替えて、前向きな姿勢を見せていた。

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