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明治安田Jリーグは2月23日に開幕を迎える。これまでより2チーム多い20チームで争われる今季は、例年よりも熾烈な戦いが繰り広げられるだろう。そんなシーズンを前に、J1全20クラブの補強を精査し、昨季との比較からパワーアップしたクラブをランキング形式で紹介する。今回は北海道コンサドーレ札幌。※情報は1月29日時点
北海道コンサドーレ札幌
補強評価ランキング:19位
昨季リーグ戦順位:12位
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上位を目指しながらも中位に留まり続ける北海道コンサドーレ札幌は、今季もミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下でJ1に挑む。ミシャ政権はクラブとしても、来日18年目の指揮官自身にとっても最長の7季目に突入。一方で、2024シーズンを戦う陣容は大きく様変わりすることになる。
主力を複数年に渡って担ってきた選手が抜けた。在籍5年のルーカス・フェルナンデスと、在籍4年の田中駿汰はともにセレッソ大阪に、J2時代も知る福森晃斗も9年間に及ぶ札幌でのキャリアを終えた。3年間でJリーグ15得点を記録した小柏剛もFC東京へ移籍。ルーカス、田中、小柏は心強い味方から同じカテゴリーで戦うライバルになった。
もちろん、出ていく選手もいれば新たに加わる選手もいる。鈴木武蔵は札幌に在籍した2019シーズンに13得点を挙げた経歴を持ち、ミシャサッカーをすでに知っているというアドバンテージがある。長谷川竜也も経験豊富で、ミシャスタイルとの親和性が高そうだ。近藤友喜も金子拓郎やルーカスといった打開力のあるサイドプレーヤーが抜けた今の札幌には必要な人材だろう。いわきFCから加入した家泉怜依はJ1での実績こそないが、伸び盛りの24歳。J3から這い上がった岡村大八と似たキャリアで、ミシャの下で進化すれば面白い存在になるだろう。
主力が多く抜けたことで、相対的な補強評価としてはあまり高くない。ただ、このクラブではこれまで多くの若手が飛躍のきっかけを掴んできただけに、昨季の成績を上回るチャンスもある。
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