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イラン代表監督とは？

　サッカー日本代表は3日、AFCアジアカップカタール2023・準々決勝でイラン代表と対戦する。同国代表を率いる指揮官はどんな人物で、これまでのイラン代表での戦績はどんなものだったのだろうか。日本代表の準々決勝の相手であるイラン代表の指揮官を紹介する。

　イラン代表を指揮するのは、イラン人のアミール・ガレノイー監督だ。2022年9月からカタールワールドカップまでポルトガル人のカルロス・ケイロスが指揮していたが、昨年3月にカタール代表監督に就任したため、その後任としてガレノイー監督が招聘された。

　ガレノイー監督は1999年にイランのケシャヴァルズFCの指揮官に就任し、監督としてのキャリアをスタート。2003年に現役時代にプレーしていたエステグラル・テヘランFCを指揮することとなり、2005/06シーズンにチームを優勝に導く。その後、2006年7月にイラン代表の監督に就任した。しかし、2007年のアジアカップで優勝を逃すと、同国代表の指揮官を解任されてしまう。

　2008年にエステグラルの監督に再び就任すると、2008/09シーズンに再び優勝。そのシーズン終了後に退任となったが、2009年からはセパハンを率いてリーグ2連覇を達成している。さらに、2012年にエステグラルの指揮官に就任すると、自身3度目の指揮で3度目の優勝を果たすことになる。イランリーグでは優勝請負人と言ってもいいだろう。その後はトラークトゥールやセパハンなどイランのクラブを転々とし、2023年3月には18年ぶりにイラン代表の監督に就任した。

　2度目のイラン代表での指揮では、2023年3月23日のロシア代表戦からここまで15戦無敗。就任後2試合目の指揮となった同月28日のケニア代表戦から9連勝を記録するなど、勢いは止まらず。短い期間でチームを作り上げている。ガレノイー監督は4-1-3-2システムを採用し、エースのメフディ・タレミ（日本代表戦はラウンド16の退場処分により出場停止）を中心に攻撃力のあるチームだ。守備も安定しており、非常に怖い相手である。

　FIFAランキングアジア1位と2位の対決となるが、優勝へ向けて日本代表はガレノイー監督に初黒星をつけることができるだろうか。

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