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アジアカップの厳しさを振り返る板倉滉

【写真：Getty Images】

　AFCアジアカップカタール2023に出場しているサッカー日本代表は、グループステージを2勝1敗という成績で終え、グループD・2位で決勝トーナメントに進んでいる。1月28日、この日27歳の誕生日を迎えた板倉滉が、31日に行われるバーレーン代表戦に向けての意気込みを語った。

　インドネシア代表戦は体調不良で欠場した板倉。ここまでのアジアカップの戦いとチームの状態について、次のように振り返っている。

「相手の分析は毎回している。ただ、特にアジアカップは想定外ではないが、想定とは違った形やポジショニングを取ってきたりというのがある。それをいかに早く気づいて中でアダプトするか。前回の試合ではスタートからみんながアグレッシブに行けていたし、切り替えのスピード感も外から見てて非常に早かったと感じていた。チームとしてはすごくいい方向に行けている」

　次戦の相手がバーレーン代表になったことについて聞かれると「もう相当みんなが逆を取られた」と予想外だったことを明かしながら、率直な心境を述べた。

「相当力のあるチームだなっていうのを感じている。アジアカップの怖さは、グループステージを経てチーム全員が感じたと思う。（決勝トーナメントでは）より一層入りから、自分たちのサッカーをしていかなければいけない」

　グループリーグでは完封の試合がなかった日本代表。板倉は「（失点）ゼロにはこだわってやりたい。前回も最後に失点してしまった。チームとしてもゼロで終わりたかった思いはある」とバーレーンをゼロで抑えると誓っていた。

　この日27歳の誕生日を迎えた板倉。1年の抱負について聞かれると「もう怪我せずにプレイし続ける。やっぱりこうやって元気にサッカーやれてることが非常に幸せ」と答えていた。

（取材：加藤健一【カタール】、構成：編集部）

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