ドイツ紙『ビルド』(電子版)は23日、ハノーファーのDF酒井宏樹が筋肉の張りを訴え練習を欠席したと報じた。
今季開幕から8試合連続でスタメン出場を続けている酒井。昨季途中から右SBを不動のものとし、ハノーファーに欠かせない存在となりつつある。しかし、同紙によれば、23日に筋肉の張りを訴え練習を休んだという。詳しい状態は明かされておらず、週末のドルトムント戦出場は未定のようだ。
週末にドルトムントとのアウェイ戦を迎えるハノーファーは、現在3連敗中。さらにアウェイのドルトムント戦では過去5シーズン勝てていない。酒井の状態にもよるが、28日にDFBポカール(ドイツカップ)を控えるだけに無理はさせたくない。
タイフン・コクルト監督は「マリウス・スタンケビチウスをオプションとして考えている」と、明かしたが、今季の出場はまだない。加えて、ドイツ紙『キッカー』は、バイエルン・ミュンヘンの2軍から獲得した、MFウラジミール・ランコビッチも考えられるとしている。しかし、同選手もブンデスリーガでの出場経験はない。
それでもコクルト監督は「他の選手のコンディションも見る必要がある。そして、試合に集中するだけ」とコメント。さらに、次節に向けて「我々は、ネガティブな状況を止めたい。そのチャンスが次節にはある」と、強気の姿勢だ。
相手のドルトムントも3連敗中でこれ以上は負けられない。怪我人も復帰し、必死で向かってくることが予想される。ドルトムントを抑えるには、酒井が復帰することが一番望ましい。
【了】
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