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サッカー日本代表は24日、AFCアジアカップカタール2023グループステージ第3節でインドネシア代表と対戦し、3-1で勝利した。とりわけ印象的だったのは今大会初先発となった堂安律と毎熊晟矢がプレーする右サイド。これまで、それほど長い時間プレーしているわけではない両者だが、阿吽の呼吸でチャンスを作っていた。(取材・文:元川悦子【カタール】)
先発8人を入れ替える大胆采配
【写真:Getty Images】
5度目のアジアカップ制覇の大目標を掲げながら、グループ序盤2戦で入りに失敗した日本代表。24日のインドネシア代表戦は絶対に勝利が必要な重要な一戦となった。
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森保一監督は前日会見で「直近の試合からいくつかのポジションを変えながら、試合に向けて準備しています」とメンバー変更を示唆していたが、ふたを開けてみると8人を入れ替える大胆采配に打って出た。やはり決勝まで7試合戦い抜くことを考えると、固定メンバーでは必ず消耗してしまう。ベンチ外になった板倉滉含め、ここで主力を休ませるのが最善策だと判断したのだろう。
こうした中、1つの注目点と位置付けられたのが、堂安律と毎熊晟矢の右サイドの縦関係だ。ここまで2試合で伊東純也と菅原由勢の縦関係が徹底研究され、良さを消された結果、日本代表の攻撃は停滞していた。守備面でも菅原が相手2人を見なければならない場面が多発。全体として機能していない印象が拭えなかった。
その彼ら揃ってイエローカードを1枚もらっていたこともあり、指揮官も躊躇することなくスタメン変更を決断できたに違いない。
「ベトナム戦、イラク戦の立ち上がりの球際とかをワールドカップでやっているのかと言ったらそうじゃない。そのベースとなる部分をまずやるところは見せたい。それプラスアルファでエクストラは後からついてくる」と堂安は前日に語気を強めていたが、スタートから高い強度で敵に向かっていくことがこの日の日本代表に強く求められた。