ドイツ紙『ビルド』は21日、昨季途中からDF酒井高徳の所属するシュツットガルトを率いていたフーブ・ステフェンス氏が、ブレーメンの監督に就任するかもしれないと報じている。
同氏はDF内田篤人の所属するシャルケを解任された後、ギリシャ1部リーグのPAOKを指揮。その後、昨季途中に残留争いを強いられていたシュツットガルトの監督に就任し、見事に残留させている。しかし、シュツットガルトとの契約を延長せず、今季は休養していた。
同氏は『ビルド』に対し「ゆっくり休養ができた。再び監督としてのやる気が湧いている。ブンデスリーガからのオファーの準備は出来ている」と答え、監督復帰に意欲を見せた。
同紙によれば、ステフェンス氏はブレーメンの監督に就任する可能性が高いと伝えている。同クラブは先日のブンデスリーガ第8節で、バイエルン・ミュンヘンに6-0と大敗。未勝利で順位も最下位と苦しんでいる。昨季も残留争いを強いられ、バイエルンには7-0と同様に大敗していた。次節の相手は、FW大迫勇也、MF長澤和輝の所属するケルンである。もし負ければ、ブレーメンのロビン・ドゥット監督の解任は免れないと予想している。
ステフェンス氏は「ブレーメンは伝統的なクラブであり、もう少し時間が必要だ」とコメント。そして、ブレーメンのドゥット監督に対して「応援している。うまく上昇気流に乗れることを祈っているよ」と、語った。さらに「ブレーメンからのコンタクトはまだない」と、現在のところ就任は否定している。
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