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<速報>屈指のビッグマッチを青森山田が制す!PK戦にもつれ込んだ激闘の末、ファイナルへ進出【全国高校サッカー選手権】

text by 編集部 photo by Getty Images

第102回全国高校サッカー選手権大会 最新ニュース



全国高校サッカー選手権大会準決勝が国立競技場で開催


【第102回全国高校サッカー選手権大会】

 第102回全校高校サッカー選手権大会準決勝第1試合が6日に国立競技場で開催された。12時05分キックオフのカードとして、青森山田(青森)対市立船橋(千葉)が行われた。



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 過去に5回選手権を制覇した市立船橋と、2大会ぶり4度目の優勝を狙う青森山田。名門同士のビッグマッチは、序盤からインテンシティの高さが目立つ。青森山田が得意のロングスローを中心にゴール前に迫り、開始直後の段階では有利に試合を進める。

 すると11分、10番を背負うMF芝田玲のコーナーキックからDF小泉佳絃がヘディングでゴール。青森山田が先制に成功する。小泉はDFながら今大会3点目をマークした。

 しかし市立船橋もセットプレーからチャンスを作る。ロングスローやフリーキックから青森山田のゴールに迫り、エースストライカーの郡司璃来がシュートまで持っていく場面も見受けられた。

 この後も可動域の広い青森山田の守備陣が市立船橋の攻撃を阻み、前半を無失点におさえ1-0で後半へ折り返す。青森山田は市立船橋をフィジカル面で上回っており、得点以降もセットプレーでチャンスを作った。

 53分、後半最初のチャンスは市立船橋が作る。青森山田のバイタルエリア手前でボールを受けた郡司が相手DFをターンでかわし、シュートを放つ。惜しくもこれは右に外れたが、前半に放ったシュートよりも弾道に鋭さがあった。

 後半の青森山田は70分を経過してシュートがゼロ。しかし前線からの激しいプレスにより、市立船橋のビルドアップを効果的に阻害していた。77分には交代で入った津島巧が青森山田の後半ファーストシュートを放つ。

 79分、ついに市立船橋がスコアをイーブンに戻す。キャプテンの太田隼剛がスペースに走り込んでボールを呼び込むと、中で待つ久保原心優に供給。これを久保原が冷静にゴールへ流し込み、試合は1-1の同点となる。この後も久保原は、85分に青森山田DFラインの裏に抜け出して決定機を作った。

 90分で決着がつかない熱戦の行方は、PK戦へと委ねられる。守護神・鈴木将永が渾身のセービングを2回見せ、青森山田が激戦に終止符を打った。

市立船橋(千葉) 1–1(PK:2-4) 青森山田(青森)
 
 
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【了】

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