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【写真:Getty Images】
ウーデゴールのハンド疑惑が話題に
プレミアリーグ第18節、リバプール対アーセナルが現地時間23日に行われ、1-1のドローに終わっている。試合は頂上決戦に相応しいハイレベルな内容となったが、とくに騒ぎとなっているのが前半に起きたMFマルティン・ウーデゴールのハンド疑惑である。なぜリバプール側にPKが与えられなかったのか。その理由を英紙『メトロ』などが報じている。
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問題のシーンはアーセナル1点リードで迎えた19分に起きた。
敵陣ボックス付近でボールを受けたモハメド・サラーのトラップが流れると、守備に回っていたウーデゴールの左手にボールが当たり、リバプールの攻撃がストップ。改めてスロー映像で見ても明らかにウーデゴールの手にボールが当たっていたが、オン・フィールド・レビュー(OFR)はなく、リバプールにPKが与えられることはなかった。
『Sky Sports』の解説を務めていたジェイミー・キャラガー氏はこのシーンについて「リバプールのPKだったと思う。ウーデゴールは非常にラッキーだった」とコメント。また、ユルゲン・クロップ監督は「誰かが私にあれはハンドではないと説明してくれると信じている。主審がそれを見ることができたとは言わない。その瞬間に彼がどこにいたか分からないからだ。しかし、VARルームの人間がそれを見て主審に『もう一度見てもらう必要があるかもしれない』と結論づけないのはなぜか」と試合後に判定に対する不満を漏らした。
では、なぜウーデゴールのハンドは見逃されたのか。プレミアリーグのプロ審判協会(PGMOL)が『Sky Sports』に提供した説明によると「ウーデゴールの腕はボールに向かってではなく、体に向かって動いていたため、これは明確なエラーではない」とのこと。つまり、サラーのトラップが流れた際に足を滑らせ体のバランスを崩していたウーデゴールの腕の位置や動きは不自然ではなかったとのことだ。
キャラガー氏と同じく『Sky Sports』の解説を務めていたガリー・ネヴィル氏も「右足が崩れているので、自然と左腕が下がる。それが彼を救ったのではないか」と足を滑らせたことが、意図的かつ不自然な形のハンドを防いだとの見解を示した。