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【写真:Getty Images】
120分で終わらぬ激戦を制したのは川崎フロンターレ
9日、第103回天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝が国立競技場で行われた。決勝のカードは川崎フロンターレ対柏レイソル。この試合の勝者は来シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)への出場権を獲得するが、120分戦ってスコアレスのまま決着はつかず、PK戦で川崎に軍配が上がった。
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前半開始直後に柏のDF立田悠悟が前線にロングフィードを放つと、これを受けたFWの細谷真大がCKに繋げる。このプレーを皮切りに、15分までは柏の一方的な攻勢が続き、川崎は耐える時間が長かった。
柏がセットプレーやパスワークで攻撃の形を作る一方、川崎のチャンスはレアンドロ・ダミアンの落としから家長昭博が放ったシュートぐらいであった。しかしこれも柏のMF椎橋慧也にブロックされ、決定機には至らない。
その後も柏の猛攻は絶えず続いたが、ゴールという結果には結び付かなかった。柏は決め切れず、川崎としては耐え忍ぶ形で前半を終えた。シュート数においては、前半だけで柏は15本、対する川崎はわずか2本と、この時点では大きく内容に差があった。
後半がスタートし、柏の攻撃は前半に比べるとやや鈍化。ここへ来てお互いゲームへの入り方は慎重に見え、55分の段階で決定機を作られる前にカードをもらって阻止する場面がひとつずつあった。
徐々に川崎がボールを握る時間が増えてきたが、細谷が度々川崎のDFラインの裏へ抜け出そうと試みる。69分、細谷は川崎のDF大南拓磨からチャージを受けながら、GKチョン・ソンリョンとの1対1を迎える。これはチョン・ソンリョンの素早い飛び出しにより、川崎はピンチをしのぐ。
中盤では激しい肉弾戦が続き、お互いにフィニッシュまで持っていけない。柏も前半とは打って変わって、後半では85分までに放ったシュートはわずか「2」。両チームともに守備陣が奮闘していた。
一進一退の攻防が展開されるも、90分で決着はつかず勝負は延長戦へ。延長9分、川﨑の最終ラインの裏に抜け出した細谷がGKとの1対1との迎える。しかしチョン・ソンリョンが立ちはだかり、2度のビッグセーブでチームを救う。両チーム通じて、延長前半における最大の決定機だった。
延長戦後半、今度は川崎に大きなチャンスが訪れる。サイドバックの山根視来が供給したクロスに、途中出場のバフェティンビ・ゴミスがヘディングで合わせた。しかし柏のGK松本健太がこれをセーブ。両チームのGKが躍動し、延長戦もスコアレスで終えた。
試合は最終局面、PK戦に委ねられる。両チーム2本ずつPKを失敗して迎えた10人目、GK対決をチョン・ソンリョンが制して川崎に軍配。激戦に終止符が打たれた。
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