ドイツ紙『キッカー』は16日、ハノーファーのMF清武弘嗣がベストパフォーマンスに戻って来ていると伝えている。
今夏、ニュルンベルクからDF酒井宏樹の所属するハノーファーへ移籍してきた清武。だが、第7節を終えてノーゴールでアシストなしと実力を出し切れていない。同紙の採点でも平均4.24とMFの中で下の方だという。
2012年夏にセレッソ大阪からニュルンベルクに移籍した際には、4得点11アシストとクラブ記録を打ち立てた。翌年も3得点8アシストと数は減ったものの、まずまずの成績を残している。
しかし、残念ながら2013-2014シーズンにニュルンベルクは降格。その際にプレミアリーグのアストン・ビラからオファーがあったが、クラブ史上2番目に高い450万ユーロ(約6億3千万円)という移籍金がネックとなり実現はしなかった。その高額な移籍金をハノーファーが払い、大きな期待を背負って移籍。第2節からスタメン出場を続けているが、その期待に応えることができていなかった。
そのことについて、ハノーファーのタイフン・コクルト監督は「一部の選手は十分な準備ができていなかった」とコメント。代表招集などもあり、本来のパフォーマンスが発揮されていなかったと擁護している。
同紙によれば、代表招集がなかったことで、この2週間は十分な時間を過ごすことができた模様。コクルト監督も「だんだんと彼本来のレベルに戻ってきているのは明らかだ。先週よりも良くなっている」と話している。続けて同監督は「彼は試合を決められる選手だ。そのための能力を持っている」と調子が戻ってきた清武に期待を寄せている。
次節から再び清武の活躍が見られるか注目される。
【了】
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