来年1月のアジアカップの前に行うキャンプ地として日本代表がニューカッスル近郊の「ハンターバレー」という地域を拠点に選んだと『日刊スポーツ』が16日付で報じていたが、ほかにも候補地の具体的な都市名が明らかとなってきた。
日本サッカー協会(JFA)がアジアカップでキャンプ地の候補として交渉しているひとつがセスノック市という町だそうだ。セスノック市議会が公式ホームページでJFAの関係者の訪問を受けたことを明かしている。また、日本代表のほかにクウェート代表も合宿地として真剣に検討しているようだ。
セスノックは初戦のパレスチナ戦が行われるニューカッスルからは約50キロの距離にあり、車で1時間ほど、さらに国際空港のあるシドニーへも車で約2時間の好立地。人口約4万6000人の小都市で、1月の平均最高気温は約30度とオーストラリアの暑さに順応するための環境も整っている。
小さな町の中にはニューサウスウェールズ州2部相当のリーグに所属するセスノック・ホーネッツのグラウンドや、ラグビーチームのグラウンドなど多くの芝生のグラウンドが存在しており施設も充実している。
セスノック市長のボブ・ピンセント氏は「セスノックをナショナルチームが拠点にするということは、アジアや世界に素晴らしい都市であることを披露する絶好の機会になるだろう」とアジアカップ期間中に合宿地として使用されることを歓迎している様子。
1月初旬に現地入りする予定の日本代表は、ブラジルW杯での教訓も生かして移動の負担も最小限にし、自然豊かでワインの産地としても有名なハンターバレーでチームも熟成させて悲願のアジアカップ連覇を目指すことになるのか。
【了】