「中盤は明らかに経験が足りてない」
日本代表は14日、シンガポールのナショナル・スタジアムでブラジルと対戦。FWネイマールに4得点を決められて0-4と完敗を喫した。
この試合についてイタリア人ジャーナリストのチェーザレ・ポレンギ氏とイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に話を聞いた。
――まず、この試合では本田や長友がベンチスタートとなって小林や太田、田口ら新戦力がスタメンに抜てきされました。
チェーザレ(以下、チェ)「ブラジル相手なのにニューフェイスが多すぎるよ、アギーレ!」
ショーン(以下、ショ)「面白いと思ったね。注目したのはコラム(https://www.footballchannel.jp/2014/10/14/post51785/)でも書いたようにSBの2人かな。太田はジャマイカ戦では短い時間だけど良いクロスを入れていたから」
――前半はネイマールの得点によって1点ビハインドで折り返しました。
チェ「ネイマールは素晴らしかった。でも日本の選手はビビり過ぎだよ…」
ショ「そう、ネイマールを尊敬し過ぎ。もちろん、ブラジルとは実力差があるけど本当にビビってる。もっとフィジカルタックルが必要だよ。川島の動きも悪かった」
――では、逆に前半を見て良かった点はありますか?
チェ「右サイドの酒井高と小林のコンビは良かったね」
ショ「SBは酒井高も太田も守備的には良くやっていたと思う。集中出来ていた。でも、攻撃ではブラジルにコントロールされていたからあまり前にいけなかったね」
――日本の選手はボールを奪われるシーンが多いですね…
チェ「中盤は明らかに経験が足りてない」
ショ「経験がある選手は必要。みんな頑張っているけど、ボールを持った時にフワフワし過ぎ。落ち着いてプレーすればチャンスは作れるはずだよ」
――試合前にはピッチ状態の悪さも報じられていましたが、影響はありそうですか?
ショ「もちろん影響はあると思うけど、どっちも同じ条件。アジア杯もW杯予選も同じようなピッチかもしれない。いつでも日本のカーペットのようなピッチで戦えるとは限らないよ」