イギリス国営放送『BBC』は14日、「PRICE of FOOTBALL」を発表。これは試合のチケットからスタジアムで販売されているコーヒーの値段まで、ファンがフットボールに対していくら使うのかを算出したもの。
2014年の発表によれば、イングランドでは、各家庭で生活費のうちフットボールのチケット代の占める割合が、2011年から比較して2倍近くになっているという。
プレミアリーグからリーグ2(4部相当)の全体で、1試合のチケット代平均は21.49ポンド(約3,600円)と発表されている。
各クラブの最も高いチケットの平均額は、昨季から全体で5.2%増。最安値のチケットでも13%値上がりしているという。
各クラブに目を向けると、今季のプレミアリーグで最もチケットが高いのはアーセナル。
シーズンチケットは高いもので2,013ポンド(約34万2,000円)。例えばマンチェスター・ユナイテッドでは、最も高いシーズンチケットでも950ポンド(約16万円)と、その差は歴然だ。
一方で、プレミアリーグで最も安くシーズンチケットを買えるのは、昨季の王者マンチェスター・シティ。値段は299ポンド(約5万円)。
リーグ2まで含めると、チャンピオンシップ(2部)所属チャールトン・アスレティックスの150ポンド(約2万5,500円)が最安値となっている
そのほか、ヨーロッパのクラブについても分析されている。
ドイツは全体的にかなりリーズナブルな値段設定になっている。香川真司所属のボルシア・ドルトムントはシーズンチケットが約160ポンド(約2万7,000円)から、内田篤人所属のシャルケはさらに安く、約150ポンド(約2万5000円)で買うことが出来る。
発表の中で最も安いシーズンチケットを用意しているのは、日本代表の田中順也が所属するポルトガルのスポルティング・リスボン。値段はなんと約58ポンド(約9,800円)という破格の値段。
一方、最高は本田圭佑所属のミランで、約3598ポンド(約61万円)というものだった。
BBCのウェブサイトでリストが公開されている。
http://www.bbc.com/news/uk-29527838
(記事中の値段はすべて1ポンド=170円で換算)
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