日本代表は14日、シンガポールのナショナル・スタジアムでブラジルと対戦。FWネイマールに4得点を決められて0-4と完敗を喫した。
試合後に記者会見に臨んだハビエル・アギーレ監督は「2失点目のダメージが、あまり大きすぎてチームが崩れてしまった」と敗因を述べつつも「チームは最後まで戦っていたと思うし、ガードを下げることはなかった」と選手の戦う姿勢には一定の評価を与えた。
この試合ではFW本田圭佑ら経験のある主力選手をベンチに置いて新たに招集した若手を多く起用したが、その理由については「選手たちのキャラクターを見るためだ」とし、「アジア杯のような重要な責任のある場に挑めるかどうかを見たかった」と、やはりあくまでも選手選考の場であることを強調した。
その結果として「たくさんの結論を出すことができた」とした上で、「(アジア杯のメンバーは)すでに決まっている選手もいる」と選考の第一段階は終えていることを明かした。
さらに、この試合で得た収穫については「ビッグチームと対戦するときはミスを犯してはならないということ」と語り、「逆境の中で選手を見ることが出来た。試合後のロッカールームで選手たちが力を出し尽くした姿が見えたのは良かった」と強豪を相手に90分を戦い終えた選手を労った。
また、試合が行われたスタジアムはピッチ状態の悪さが報じられていたが「言い訳を探すことはしない。ハンドやオフサイドを取らなかった審判についてコメントすることも出来る。ピッチが我々に影響を与えたとはまったく思わない」とコメントを拒否した。
そして「シンガポールの皆さんに招待していただき、このスタジアムを使わせていただいたことを有り難く思っている。いつかまたここに戻って、よりよい結果をお見せしたいと思う」と感謝の気持ちを伝えた。
【了】
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