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三笘薫らにはない旗手怜央の「僕らしさ」。サッカー日本代表の左サイドでアピールした「違い」

text by 編集部

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チュニジア戦でプレーする旗手怜央
【写真:Getty Images】



旗手怜央、古橋亨梧の先制点を演出

 サッカー日本代表は17日、キリンチャレンジカップ2023でチュニジア代表と対戦し、2−0で勝利した。左サイドで起用されたMF旗手怜央は、得点こそ奪えなかったものの、FW古橋亨梧の先制点を演出した。試合後、旗手は他の選手たちとは一味違う「自分らしさ」をアピールできたと振り返っている。



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 旗手は24分、自陣でボールを受けると、すかさず逆サイドのMF伊東純也に速いパスを送り、決定機を演出した。旗手は今まで左サイドで出場した選手たちに比べ、目に見える結果は残せなかったとしたものの「遠く(の選手)まで見えるのは、他のところ(選手)にはない部分」と視野の広さをアピール。不参加の三笘薫や初戦で負傷した中村敬斗にはない「僕らしさを随所に出せた」と満足感を示した。

 日本の先制点が生まれたのは43分のこと。中央でMF久保建英からのパスを受けた旗手は、右サイドのMF伊東純也に送ろうとしたところ、ボールは相手に当たって古橋の足元へ。古橋は落ち着いてGKとの1対1を決めた。

 このシーンについて旗手は「一回足の裏で止めて、相手の足を止められた」とし、結果としてゴールにつながったことは良かったと評価。中央にも顔を出してプレーするようベンチから指示があったと明かし「自分が一番仕事をしたい場所で、仕事ができたのはよかった」と安どした。
 
 一方で、22分にはペナルティエリア内でボールをフリーで受けシュートを放ったものの、ボールは枠を大きく外してしまった。旗手は「枠に行かないと話にならない」と反省している。

 11月に始まるFIFAワールドカップアジア2次予選に向けて「セルティックに戻って、個の部分をしっかり磨いていきたい」と意気込みを語った。
 
(取材:元川悦子、構成:編集部)

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【了】

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