サッカー日本代表 最新ニュース
守護神に相応しいのは…
サッカー日本代表はカナダ代表を4-1、チュニジア代表を2-0で下して10月の活動を終えた。11月にはFIFAワールドカップアジア2次予選、来年1月にはAFCアジアカップを控える日本代表が今年戦った8試合を精査し、ポジションごとに最新序列を見ていきたい。
【AFC アジアカップは「DAZN for docomo」で!
いつでもどこでも簡単視聴】[PR]
GKには8試合で計4人が起用されている。3月は2試合ともシュミット・ダニエルが起用されたが、最多出場は3試合の大迫敬介。ドイツ代表戦での抜擢がその信頼の大きさをにじませる。チュニジア代表戦では鈴木彩艶が今年初めて起用されたが、大迫の立場を揺るがすほどのパフォーマンスを披露することはできなかった。不動とまでは言えないが、現時点では大迫が一歩リードしているとみていいだろう。
センターバックの中心は板倉滉で、8試合中6試合に起用されている。今回はコンディションを考慮してプレータイムを制限していたが、ピッチに立ったチュニジア代表戦ではさすがのプレーを披露している。9月以降は冨安健洋も名を連ね、この2人が共演した9月のドイツ代表戦、そしてチュニジア代表戦ではディフェンスのクオリティが格段に上がっていた。カナダ代表戦の町田浩樹も及第点を超える出来だったが、まだこの2人には及ばない。
右サイドバックは3月から5試合連続で菅原由勢が起用され、その地位を不動のものにしつつあった。9月のトルコ代表戦で抜擢された毎熊晟矢がアピールに成功し、10月のカナダ代表戦でもチャンスを得た。攻撃面では光るものを見せた一方、守備の強度で上回るのはオランダで実績を重ねる菅原だ。総合力で見ると現時点では菅原がファーストチョイスとみていいだろう。
左サイドバックは伊藤洋輝が定着しつつあり、9月までの6試合中5試合で先発起用されていた。今季はシュトゥットガルトでも左サイドバックで起用されており、攻撃面でのポジショニングや配球面も向上しつつあった。ただ、10月シリーズでは腰痛の影響で、出場がないまま途中離脱に。2試合ともに先発起用された中山雄太は大怪我のブランクを感じさせないプレーぶりで、攻守両面でファーストチョイスに相応しい活躍を見せている。