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南野拓実は「常に嫌なポジションでプレーする」。サッカー日本代表インサイドハーフ起用の手応え

text by 編集部

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カナダ戦に出場した南野拓実
【写真:Getty Images】



南野拓実は「常に嫌なポジションでプレーする」。サッカー日本代表インサイドハーフ起用の手応え

 サッカー日本代表は13日のMIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023で、カナダ代表を相手に4−1の大勝を収めた。MF南野拓実は昨年12月のFIFAワールドカップカタール2022・クロアチア代表戦以来の出場を果たし、83分までプレーした。今後は初心に戻り、アピールを続けたいと前を見据えている。



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 南野は3分、ゴール前で仕掛けてMF田中碧の先制点を演出。49分にはペナルティエリア内で粘り、ふわりとクロスを上げて田中の追加点につなげた。

 試合開始直後の南野のポジションはインサイドハーフ。今季、輝きを見せているモナコでのポジションよりもやや低めだ。

「ビルドアップに関わったり、常に相手の嫌なポジションでプレーするっていうのは、考え方としては変わらない。でもちょっと低い位置で関わったりとか、ゴールキックの時の最初のスタートポジションがちょっと低かったりとかっていうところは、味方とコミュニケーションを取りながらうまくやれた」

 久々に日本代表でプレーした南野は、新たなポジションでのプレーに一定の手ごたえを感じていた。飛び出しなど、チャンスに至るまでの過程は評価したものの「もっといい形でボールを受けて前を向いてプレーしたかった。何かしら結果を残したかった」と反省も忘れなかった。

 日本代表のプレーについて「特別なこと」と感情を込めた南野は、W杯カタール大会とは違う気持ちで今回の代表活動に臨んでいるという。

 定位置をつかみ取っていたW杯ロシア大会後からW杯カタール大会までの気持ちを一度リセットし、今後の代表定着やポジション奪取につなげたいという南野。「ハングリー精神を持って僕はここに来ている。心がけが(W杯前と)ちょっと違う」と語った。

 11月にはW杯アジア2次予選、来年1月にはアジアカップが控える。南野は「チャレンジャーの気持ちでいたい」と胸に誓っている。

(取材:元川悦子、構成:編集部)

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【了】

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