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ラ・リーガ第8節、レアル・ソシエダ対アスレティック・ビルバオのバスクダービーが現地時間9月30日に行われた。試合は3-0でソシエダが勝利。フル出場を果たしたサッカー日本代表MF久保建英は追加点を決めるなど、勝利の立役者となっている。そんな久保のゴールに関する驚愕のスタッツとは。(文:小澤祐作)
今季初のバスクダービーは思わぬ大差
【写真:Getty Images】
今季最初のバスクダービーは3-0と思わぬ大差がついた。しかし、90分間を振り返れば、レアル・ソシエダ、アスレティック・ビルバオの両者にスコアほどの差はなかったように感じている。
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両チームともに狙いは似ていた。ボールポゼッションに多くの時間をかけず素早く前進し、高い位置からプレッシャーをかけ、奪ったらやはり素早く縦に仕掛けていく。それを意識してのことだろう、ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は最前線に機動力のあるウマル・サディクを起用し、ビルバオのエルネスト・バルベルデ監督は左サイドに負傷明け間もない快速ウィンガー、ニコ・ウィリアムズを起用してきた。ある意味で“ミラーゲーム”だったと言っていいだろう。
そうした中でお互いに最後まで強度を落とすことがなく、一方的な展開になる時間帯もほぼなかった。ダービーに相応しい熱戦だったと言っていいはずだ。では、なぜ3-0という大差がついたのか。理由は単純。決め切るか、切らないかの話である。
ビルバオはソシエダの倍以上となるシュート数18本をマーク。うち14本をボックス内から放っており、決定機も多かった。しかし、GKアレックス・レミロのファインセーブなどもあり、ことごとくゴールに嫌われている。とくに、立ち上がりにビッグチャンスが訪れていたため、ここで1点でも決めていれば試合はまったく違う展開になっていただろう。
対するソシエダはシュート数8本に終わったが、ボックス内からのシュート数4本のうち、3つをゴールにつなげている。30分、48分、66分と奪った時間帯も良かった。
とくにビルバオに精神的なダメージを与えたのが、48分に生まれた久保建英のゴールだった。