ケルンのMF長澤和輝が10日に行われた練習中にヒヤリとする場面が見られたとドイツ紙『エキスプレス』は伝えている。
紅白戦でボールを持った長澤に対し、ユース所属のMFマルセル・ハルテルがタックルを仕掛けてきたようだ。恐れを知らない若手MFは、まるで鎌のように長澤を刈りに来たという。長澤は俊敏に身をかわし、その場で激しく飛び上がった様子。ヒヤリとした瞬間だったが、幸い何事も無かったようだ。
この場面に同僚のFWシモン・ツォラーは「手を抜かずにやることは楽しいよ」とマルセルが本気で向かってきたことを逆に喜んでいる。
膝の内側靭帯を断裂し、前節ようやくブンデスリーガ1部のピッチに立った長澤。自身も「怪我から復帰した後に、再び怪我をするのはもちろんストレスだよ」と当然怪我だけは避けたいようだ。しかし、「次節の(ボルシア・)ドルトムント戦でメンバーに入るには、本気で練習をやる必要がある」と語るように、ハルテルのプレーにも理解を示した。
怪我を負った箇所も問題ない様子で、出遅れた分を取り戻したい長澤。強豪ドルトムント相手にどれだけ通用するか注目される。
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